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2006年03月09日

とりあえず書くことなかった次第で


「…北部国境警備軍、バリス大将戦死。麾下兵力二千、うち死者二百余名、負傷者は千に迫るものと。兵糧はほぼ全滅、兵馬三百頭は拿捕されました。別働隊指揮官、ギール将軍の指揮により当師団は撤退、アルヴィト国王自ら率いる敵軍総数は――」

 ただ淡々と、抑揚のない声が闇を打つ。僚軍の惨状すら無慈悲なほど正確に報告してのけるその様は、まるで精巧な機械だ。それでも。最後ばかりは流石に眉を顰めて、長身の能吏は締め括った。

「―――騎兵、二百」

「…は!」

 つと上げた視線の先。聞いているのかいないのか、いつもながら判然としない風情で瞳を閉じていた青年が一転、短く笑って捨てた。豪奢な椅子の背にその身を預け、大袈裟な仕草で宙を仰ぐ様もその口調も、事態の深刻さに比して全く似つかわしくない。

「多勢に無勢とはこのことだな。バリスめ、夜陰の奇襲に余程慌てたらしい」

「……笑い事ですか、陛下?」

 あまりに不謹慎に過ぎる態度を咎める台詞が、氷点下の冷気を孕む。その静かなる威力は、二つの影以外に人気のない室内の気温を5度は下げたのではないかと思われる程、だけれども。

「人生、笑える内にせいぜい笑っておくものだぞ」

 受ける主君はといえば、全く意に介した様子もない。むしろ殊更、煽るように片目を瞑り、薄い唇の端を上げてみせる。肩にかかる銀糸の髪に、現在ではごく希少となった真紅(あか)色の瞳。宮廷きっての色事師と自他共に目される若き帝王の表情は、確かに世の令嬢方を魅了するに充分だ。尤も、その頭脳と同様、幕僚中随一の峻厳を誇る臣下が相手ではただ、その眉間の溝を一層深くさせるのみではあったが。


(以下略)


+++


ええとさて、何だコレいきなり、って感じですよねすみません(笑)

PC内のファイルを整頓していたらば、学生時代に書いたらしい小説(未完)が
ひょっこり発掘されたので恥ずかし気もなく貼ってみた次第。
ぎゃー初めてのオリジナルですよ!
てゆかもう5年とか前だよ…懐かしいなー、つかやっぱり恥ずかしわ!!
(でも恥とかって切り売りしてナンボだよねって云う/ぇ)


何でだか一時期、大学の友人とか後輩数人と一緒にシェアードワールズ的な
ファンタジー創作企画を目論んだことがありまして。(ほんと何故)
ロードス島っぽい創世伝説とかエルフとか剣とか魔法とか絡ませつつ
トータル的には十二国記っぽい群像話を書きあおうZE!
みたいな今となっては心底赤面モノの
超身の程知らず企画でありましたこと よ(無理だっつのバカめが!)
まあ専ら卒論書きながらの脳内逃避手段の一つに過ぎなかったので(すんな)
作品数点集めたところで見事に企画倒れてしまったんだけれども
けど投稿用サイトとか作ったもんな一応今はもうないですけど
大まかに決めた世界観の中で、時代も国も自由に選んで好きに書いたり
合作したり誰かの小説の子孫話考えたりと楽しかった訳です。


で、冒頭のはその時ほんのサワリだけ書いてた小説(一部)だったり。
(どっちかてと投稿よりもサイト作成要員だったので当時)
魔法や精霊の基礎知識なんてまるでないので、ファンタジーと云うより
むしろ架空戦記風のモノにしたいなあと企んで見事失敗しております(イタタ)
だって戦闘の規模とかわかんないし

いやむしろ昼ドラもびっくりなドロドロ因縁愛憎劇になりそうだったかな!(笑顔)

上の皇帝(飄々タラシ快楽主義、でも暗い過去ありでどこか虚無系)と
15年来の参謀(超有能で生真面目、手段は選ばないが真っ当)のキャラは
自分では結構好きだったかも。参謀は奔放陛下に散々振り回されて
いつもやれやれなんだけど結局面倒見ちゃう感じでね!←王道
まあでも所詮は主人公の敵役なんだけどさ(笑)

ちなみに主人公は戦巧者な小国の女王(皇帝の従兄弟)で
服従を強いられていた帝国に対してとある事情から反旗を翻し、
戦ったり負けたり同盟したり迷ったりして、結果帝国が瓦解するまで、
の話にするつもりだった模様。うーん 無 駄 に 大 河 。(無謀)
合作企画で女王サイド話を友人が、帝国サイドを榎柴が書いて
交代で連載していく筈でした。……全然見事に先進まなかったけど(笑)

一応起承転結めいたあらすじは作ったし、ラストのプロットもあるけど(半端)
多分今更、続きを書くことはないだろうなあ。
メインの女国王話担当してくれる人いなくなったしさ(笑)
王家間の因縁と確執と執着、歪な親子とか出生の秘密とか
俺様オイタ君主とか気苦労参謀とか主従下克上風味(ぇ)とか
クールビューティ女戦士とか、己的萌え要素を適宜好き勝手
ちょっとずつ盛り込み詰め込みした榎柴'sインスパイア物件モロバレ話
にて失笑予定だったんですけどねぇ…残念。(嘘)
んもう好き作品各種の影響が色濃すぎって云うかね



以上、オリジナル創作って難しいよね、と云うお話でした。
本職作家さんとかってやっぱりすごいよなあ(しみじみ)

(三国志だって歴史パロだもんねえ)


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by 榎柴 潮 : 20:23 | Res (0) | 萌えヨロズ

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