がさがさかき回すコンビニの袋。
ゴミやら買い足しのガムやらその他いろいろ、
除けて目指すは鮮やかなブルー。
ひやりと触れて思わず緩んだ頬を、
すかさずツッコまれてまた、密かにイイ気分。
「いつもながら幸せそうだねえ、水谷」
「んん〜?」
「アイス。2コ目でしょ、またソーダ味?」
やたらポップで何ともチープな、毎度おなじみの包裝紙。
やれやれと呆れる顔へ、むしろ自慢気に見せつける。
「そ。最後は絶対ソーダでシメるって決めてんの、オレ」
「ならそれ1コにしとくとかさ…そのうちハラ壊すぞー」
「栄口には分っかんないかなァ〜。何つーの、えーと…オトコのロマン?」
「何だよそれ」
二人で笑って。
袋をハデに破って。
真ん中で二つに折れる、アイスを片っぽ渡して。
「んじゃあせめて、オレの幸せ お・す・そ・分・けv」
「…そやっていつも、半分くれんじゃん。やっぱ2本は多いってば」
「だからロマンだって、ロマン!」
「分っかんないって」
あんがと。
それでも受け取ってくれる片割れを、口に運ぶ仕草はわざと見過ごして。
……何から何までもう、手慣れたもの。自分でおかしくなっちゃうくらい。
あれはいつの話だっけ?
ソーダ味が好きって言ったのは、オレじゃなくて君の方。
本人はきっともう忘れてるだろうけど。
オレ実はチョコとかミルク派だったりするんだけど。
オレがほんとに好きなのは君だよ なんて今はまだ言えそうにないんだけど。
はじける泡。
きらきら水色。
君と半分こ。大好きな笑顔。
だからソーダはオレにも、トクベツな味。
まったくもって仰せの通り。
今日もまたオレは、シアワセです。
「おおきく振りかぶって」より水谷×栄口。SSは水谷視点、青春っていいね。
mzskは水谷の片思いがいい!「あ、すきだな」って
自覚しちゃってから後もなかなかがつんと告白できないクソレだったらいい!!
…なんて思っていた時期が私にもありました(笑)
しのーかちゃん、かぁ…orz
イヤまあ私も好きだけどさあのこいい子だしっ(でもあうあうあう)